第三者

夜中にふと、目の前で紙の踊り子がゆらゆら踊っているのに気づいて、僕もゆらゆら俯瞰している。膨大な空間の中で、踊り子だけが照らされていて急に空間が縮こまる。僕と踊り子だけが透明なサランラップにくるまれて放り出されている。ここはどこだろう。 View All